『ミニ四駆って、どうやって作るの?』という疑問を抱えている方もいると思います。
本記事では、ミニ四駆を作るときのポイントを3つに分けて、それぞれの確認事項を詳しく解説します。
ミニ四駆で言われていることが、説明書をよく読んで作ったマシンは速いということ。
どれだけ丁寧に組み立てかのかということが、速さに影響します。
これを読んで、マシン作りのポイントを学びましょう!
目次
ミニ四駆を作る3つのポイント
ミニ四駆を作るときは、大きく分けて3つのポイントに分けられます。
- まずは説明書をしっかり読もう!
- ボディの組み立て
- シャーシの組み立て
それぞれ、詳しく解説します。
【ポイント①】まずは説明書をしっかり読もう!
ミニ四駆を初めて作るときの1つ目のポイントは、説明書をしっかり読むということ。
ミニ四駆に限らずどんなプラモデルを作るときも、最初に説明書に目を通すことが、綺麗に組み立てるコツです。
箱を開けたら、まずは説明書を取り出して、以下の3つを確認しましょう。
- 内容物
- 必要な工具
- 作り方の流れ
3つの確認事項について、詳しく解説します。
【確認事項①】内容物
内容物が揃っていないということはほとんどないかと思いますが、万が一のこともあるので良く確認しておきましょう。
特に、ギヤなどのパーツは小さく失くしやすいので要注意です。
【確認事項②】必要な工具
ミニ四駆をしっかり組み立てるうえで大切なことが、工具を揃えることです。
説明書には、ミニ四駆を作るにあたって必要な工具が記載されています。
この中で、必須となるものがニッパーとカッターナイフ、プラスドライバー、単三形電池2本です。
ピンセットは、ステッカーを貼るときにあると便利ですが、必須ではありません。
タミヤカラーは、ボディカラーの指定どおりに塗装するときに必要ですが、単純に組み立てるだけなら必要ありません。
ちなみに、ミニ四駆ははめ込み式のプラモデルなので、接着剤等は不要です。
必要な工具について、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
【確認事項③】作り方の流れ
説明書を一通り流し読みしておくと、どんな順番でミニ四駆を作っていくのかをイメージできます。
基本的には、以下のような流れになっています。
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手順①ボディの組み立て
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手順②シャーシの組み立て
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手順③タイヤ・ホイールの取り付け
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手順④ギヤ・モーターの取り付け
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手順⑤完成
【ポイント②】ボディの組み立て
ミニ四駆を作るときの2つ目のポイントは、ボディの組み立てです。
ボディは、基本的にはステッカーを貼るだけで完成します。
中にはとても小さなステッカーもあるので、ステッカーを貼るときは先が細いピンセットがあると便利です。
タミヤカラーという塗料を使って説明書の指定どおりに塗装すると、よりリアリティのあるボディが完成します。
多くのマシンのボディは、プラスティックや強化プラスティックと呼ばれる素材で出来ていますが、中にはポリカーボネート製のボディがあります。
ポリカーボネート製のボディは、プラスティックに比べて軽いのが特徴です。
ボディを必ず着用しなければならないというルールの中で、ポリカーボネート製のボディを使うことでマシンの軽量化に繋がるので、レースでは特に使用率の高いボディです。
ミニ四駆には、最初からポリカーボネート製のボディがセットされているキットもあります。
このキットの場合、ボディを切り取るという作業があるので、ハサミが別途必要になります。
ポリカーボネート製のボディを綺麗に切るのは難しいため、普通のハサミより小型のハサミが良く使用されます。
タミヤから、ポリカーボネート製のボディを切る専用のハサミも発売されているので、綺麗に仕上げたい方はぜひ使ってみてください。
【ポイント③】シャーシの組み立て
ミニ四駆を作るときの3つ目のポイントは、シャーシの組み立てです。
シャーシは、ミニ四駆が走るための心臓部とも言える大切な部分。
シャーシをどれだけ丁寧に作るかによって、ミニ四駆の速さにも大きく影響します。
大切な確認事項は、以下の2つ。
- グリスの塗り方
- ブレークイン(慣らし運転)
それぞれ、詳しく解説します。
【確認事項①】グリスの塗り方
ミニ四駆を初めて作るとき、特にグリスの塗り方が分からないという方が多いと思います。
グリスは、主にギヤに塗ることで、ギヤ同士の噛み合わせをスムーズにする効果があります。
基本的には、キット付属のグリスを使っていれば問題ありません。
しかし、いざグリスを塗ろうと思うと、大量にグリスが出てきたり、先端が大きく細かい部分に塗りにくいという問題があります。
そこで、予算に余裕のある方は、ミニ四駆Fグリスというフッ素樹脂配合のグリスをおすすめします。
ミニ四駆Fグリスは、固体の中で最も摩擦係数の低いフッ素樹脂を配合した高性能なグリスです。
本体の先端が細くなっているので、ギヤなどの狭い部分でグリスを塗りやすいうえ、キャップが付いているので保管にも便利です。
【確認事項②】ブレークイン
ミニ四駆に復帰された方なら、ブレークインという言葉を聞いたことがあると思います。
ブレークインとは慣らし運転のことで、特にギヤの噛み合わせをスムーズにするために行います。
ギヤに塗ったグリスは、慣らし運転をすることでギヤと馴染んでいきます。
説明書どおりにシャーシを組み立てたあとは、スイッチをオンにしてタイヤを空転させましょう。
ブレークインの時間は人により様々ですが、私の場合は少なくとも5分以上は空転させています。
ブレークインをしている間も、シャーシを捻ったりすることで、あえてギヤの噛み合わせに負荷をかけながら空転させています。
ブレークインをするだけでも、ギヤがシャーシに馴染むのでおすすめです。
シャーシによって作り方は違うの?
初心者の方にはMAシャーシをおすすめしていますが、他のシャーシについても作り方はほとんど変わりません。
ミニ四駆のシャーシはギヤやシャフトなど、決まったパーツで構成されているので、形は違っても作り方はほとんど変わりません。
MAシャーシ以外でも、気になるシャーシがあったらぜひ作ってみましょう!