『MAシャーシで速いマシンを作りたい!』
そんなMAユーザーの方に向けて、本記事ではこれまで紹介したMAシャーシの改造方法をまとめました。
MAシャーシユーザー必見の改造テクニックを紹介していきます。
目次
MAシャーシの改造方法一覧
ここで紹介するMAシャーシの改造方法一覧はこちら。
それぞれ、詳しく解説します。
MAシャーシのメリットとデメリット
まずは、MAシャーシのメリットとデメリットについて。
- 剛性が高く駆動が安定している。改造しやすい。
- シャーシが重く剛性がありすぎる。軽量化などで対応可能。
以下の記事では、MAシャーシのメリットとデメリットについて、より詳しく解説しています。
MAシャーシの改造に最低限必要なパーツ
MAシャーシを作るとき、最低限必要になるパーツがあります。
- MSシャーシ用ギヤベアリングセット
- カーボン強化8Tピニオンギヤ
- HG丸穴ボールベアリング
- MSシャーシゴールドターミナル
- ブラック強化シャフト
これらのパーツは、MAシャーシの基本性能を向上させるために使います。
マシンの基本的な速度アップや耐久性を向上させることができるので、新しくシャーシを組むときには必ず揃えているパーツです。
パーツ毎の効果は、以下の記事で詳しく解説しています。
モーターと電池を固定できるAパーツ加工
走行中のマシンは、コーナーやスロープの着地など、あらゆる場面で衝撃を受けています。
そのときに、モーターや電池がシャーシにしっかり固定されていないと、駆動が抜けてパワーロスに繋がってしまいます。
そこで、Aパーツを加工してモーターと電池をガッチリ固定しましょう。
加工と言っても、やり方はとても簡単。
使うものは、ブレーキスポンジセットだけ。
小さく切ったブレーキスポンジをAパーツに貼り付けることで、モーターと電池を固定できます。
駆動セッティング
駆動は、マシンの基本性能に関わる重要なポイント。
モーターと電池からのパワーをタイヤまで伝えるためには、駆動のロスを極力無くさなければなりません。
駆動にロスがあると、どれだけ性能の良いモーターを使っていても、速いマシンには仕上がりません。
MAシャーシは元々、駆動効率が良いシャーシではありますが、さらに一手間加えてレベルアップを図りましょう。
ピニオンギヤ、カウンターギヤ、スパーギヤ。
それぞれ最適な調整方法をまとめています。
ターミナルセッティング
ミニ四駆は、電池に蓄えられた電気エネルギーを、モーターが回転エネルギーに変換することで走っています。
その大元となるのが、電池からモーターへの電力供給。
電力供給の際にロスがあると、回転エネルギーが減ってしまい、速度も上がりません。
そこで、ターミナルに加工をして、電力供給のロスを減らしましょう。
ここでは、ブレーキスポンジセットとマルチテープが役立ちます。
フロントバンパーレス
通常、ミニ四駆のシャーシにはバンパーがありますが、そのバンパーをあえてカットするのが、バンパーレスというやり方。
既存のバンパーでは、スライドダンパーなどのパーツを載せた場合にローラーの取り付け位置が高くなったり、ローラーベースを自由に変えることができません。
既存のバンパーをカットし、バンパーレスにしてからバンパーを自作することで、セッティングの幅を広げることができます。
カッターのことリヤブレーキステーがあれば、簡単に真っ直ぐ加工することができます。
フロントアンダーを平らにする加工
MAシャーシの改造を突き詰めていったとき、グレードアップパーツを単に取り付けるだけでなく、バンパーレスなどの加工にたどり着くと思います。
MAシャーシをバンパーレスにして、スラダンやピボットを搭載するのは簡単です。
しかし、MAシャーシの問題点を一つ挙げるとするならば、フロントアンダーがアッパーになっていること。
フロントアンダーにはバンクスルーできるブレーキを貼りたいけど、どうすれば良いか悩んでしまう方も多いはず。
そこで、MAシャーシのフロントアンダーを、MSシャーシのように真っ平らにしてみましょう。
フロントアンダーを真っ平らにすることで、ブレーキセッティングの幅が広がります。
必要なものは、両面ダイヤモンド砥石のみ。
両面ダイヤモンド砥石を上手く使えば、MAシャーシのフロントアンダーを簡単に真っ平らにすることができます。
加工なしでフロントアンダーにバンクスルーできるブレーキを貼る方法
MAシャーシは、デフォルトでフロントアンダーがアッパースラスト状態になっていることが問題だと言いました。
ルーターなどの工具があれば、バンパーレスにしてフロントアンダーを作ることも可能です。
しかし、工具がない方は、あえてこのアッパースラストを活用する方法をおすすめします。
必要なものは、HGカーボンリヤブレーキステーまたはFRPリヤブレーキステー、ブレーキスポンジセット、マルチテープのみ。
難しい加工は一切せずに、バンクスルーできるブレーキを貼ることができます。
リヤバンパー(ステー)を作る
リヤ側のバンパーをカットしたときは、リヤステーを自作する必要があります。
リヤステーの作り方は様々な方法がありますが、基本形がこれ。
使うプレートによって、ローラーの高さやローラーベースを変えることができます。
リヤステーの取り付け位置を高くする
最近は、ローハイトタイヤを削って24mm以下の小径タイヤを履いたマシンを多く見かけます。
小径タイヤを使うと、リヤステーの高さが低くなりすぎて、バンクスルーなどのセッティングができなくなります。
そこで、シャーシを一部加工して、リヤステーの取り付け位置を高くする方法があります。
使うものは、ダイヤモンド砥石だけ。
ダイヤモンド砥石を使えば、簡単に真っ直ぐシャーシを削ることができます。