『リヤにもATのようなギミックを搭載したいけど、簡単な方法はないの?』
この疑問を解決します。
本記事では、超簡単なリヤATバンパーの作り方を解説します。
リヤのギミックと言えば、最近ではキャッチャーやボールリンクマスダンパーのプレートを使ったアンカーが人気を博しています。
アンカーは、着地でコース壁に乗り上げたときに衝撃をいなすことができ、コース復帰率を劇的に向上させます。
しかし、アンカーは加工が難しいのが難点。
ルーターなどの工具が必要で、加工にも時間と手間がかかります。
そこで今回は、アンカーより一昔前に流行っていたAT(オートトラック)を紹介します。
ATでも、コース壁からの衝撃をいなすという面において高い効果を発揮します。
現在でもフロントバンパーに採用されることが多いギミックです。
今回紹介するATは、アンカーを作るときのようにルーターを使った加工は一切必要ない方法なので、パーツを揃えるだけでとても簡単に作ることができます。
リヤのギミックに悩んでいる方は、ぜひチャレンジしてみてください。
では、まいります!
目次
リヤATバンパーの作成に必要なもの
- 2段低摩擦プラローラーセット
- ワッシャー(大)
- スライドダンパースプリング
- ロックナット
- FRPフロントワイドステー(通称フルカウルFRP)
- リヤブレーキステーセット
リヤATバンパーの作り方
2段低摩擦プラローラーセットに入っている、ねじ切りしていない部分があるビスを使います。
通常のビスでは、ATが動作するたびにプレートが削れて穴が広がってしまいます。
このビスにワッシャー(大)を入れて、リヤブレーキステーの土台に通します。
その上に、FRPフロントワイドステーを載せ、上からスラダンのスプリング(黒)を入れて、ロックナットで締め込みます。
たったこれだけで、リヤATバンパーが完成です!
今回は、黒色の一番柔らかいスプリングを使用していますが、スプリングの硬さを変えることで、可動域やいなし具合を変えることができるので、ぜひ試してみてください。
リヤATバンパーの動画
ツイッターで、リヤATバンパーの動きを確認できる動画をアップしました!
✅超簡単2軸リヤアンカー!
・2段低摩擦プラローラーセットの一部ネジ切りしていないビス
・スラダンバネ(黒)下から順に、ビス▶︎ワッシャー(大)▶︎リヤステー▶︎フルカウルFRP▶︎バネ▶︎ロックナット
ロックナットの締め込み具合でアンカーの効きを調整可能です!#mini4wd #ミニ四駆 pic.twitter.com/IJMkXs2Stv
— マスキチ@ミニ四駆改造アカデミー (@Mini4WD_Academy) October 30, 2019
まとめ
1軸で支えるアンカーは、前後や左右にスライドすることができますが、2軸で支えるATの場合は、コース壁に乗り上げたときの衝撃を受け流す機能だけになります。
とは言え、ATでもコース壁からの衝撃をいなす効果は高く、コース復帰率は格段に向上します。
アンカーを作ったことがない方は、まずは簡単なリヤATバンパーを作成し、いなす機能を理解したあとにアンカーへステップアップしても良いのではないかと思います。
着地のコース復帰率を向上させたい方は、リヤATバンパーにチャレンジしてみてください!