「近くにミニ四駆コースを開放しているお店がない…」
「家でもミニ四駆を走らせたい!」
こんな悩みを抱えている方へ。
本記事では、家庭用に最適なミニ四駆コースの選び方を紹介します!
ミニ四駆が完成したときに感じる、「このマシンは、どんな走りをするんだろう…!」というワクワク感。
コーナーをギュンギュン駆け抜けるマシンが目に浮かびます。
でも、せっかくミニ四駆を作っても、家の近くにコースを設置しているお店がない!という方も多いはず。
そんな方におすすめなのが、家庭用のミニ四駆コース。
タミヤが販売している家庭用のミニ四駆コースには、同時に走らせられるレーン数の違いや、別売りの追加セクションなど、色々な種類があるんです。
家庭用のミニ四駆コースを探している方によくある悩みが「2レーンと3レーン、どっちを買えば良いんだろう?」というもの。
本記事では、現在発売されている家庭用のミニ四駆コースの特徴を比較しながら、徹底的に解説します!
これを読めば、自宅に最適なミニ四駆コースの選び方が分かります。
では、まいります!
目次
家庭用のミニ四駆コースの種類
現在、タミヤから発売されているコースは、2種類あります。それがコチラ。
- ジャパンカップジュニアサーキット(JCJC)
- オーバルホームサーキット 立体レーンチェンジタイプ
この2つの違いは、走行レーンの数です。
ジャパンカップジュニアサーキットは3レーン。一方、オーバルホームサーキットは2レーンで構成されています。
ジャパンカップジュニアサーキットは3レーンでコース自体が大きいため、2レーンのオーバルホームサーキットと比べて、設置するのに広いスペースが必要になります。
ここからは、それぞれのコースをより詳しく解説していきます。
ジャパンカップジュニアサーキット
まずは、ジャパンカップジュニアサーキット。
コースの大きさは約3.1m×1.4mで、たたみ6畳分のスペースに収まるサイズ。走行距離は、3周で20mもあります。
3台同時にスタートできるので、家族や友達と走らせたときに、2レーンのコースに比べてよりレース気分が味わえます。
ジャパンカップジュニアサーキットの最大の特徴が、別売りのセクションが用意されていること!
特に注目すべきセクションは、スロープセクション、バンクアプローチの2種類。
スロープセクション
スロープセクションは、立体的なコースレイアウトを作るために必須のセクションです。
立体コースでは、このスロープをいかに攻略できるかが勝負のポイントです。
スロープを登るマシンは、頂点でジャンプするため、安定性が求められます。
バンクアプローチ20
20度のバンクが作れるセクションです。
土台がついていて、組み立ても簡単。
バンクでは、いかに減速せずに抜けられるかが、攻略のポイントです。
ジャパンカップジュニアサーキットは、ストレートやコーナー、ウェーブなどのセクションも、4枚1セットで販売されています。
これら別売りのセクションを組み合わせることで、より難易度の高いコースを作り上げることが可能です。
ジャパンカップジュニアサーキットが1セットしかないという方も、スロープとバンクを一つずつ追加するだけで、充分楽しめるレイアウトが完成するので、ぜひ試してみてください。
ちなみに、ミニ四駆のコースは数セットを組み合わせることで、より大きなコースを作ることができるようになっています。
タミヤの公式サイトには、セット数に応じたレイアウトが掲載されているので、参考にしてみてください!
注意点として、3レーンのジャパンカップジュニアサーキットと、2レーンのオーバルホームサーキットを繋ぎ合わせることはできません。
たまに、3レーンのレーンチェンジに2レーンのコースを使っているお店を見かけることもあるかと思いますが、2レーンと3レーンではコース同士の繋ぎ方が違うので、単純に繋ぎ合わせることはできません。
2レーンと3レーンを混ぜて使いたいと考えている方は、要注意です。
オーバルホームサーキット
オーバルホームサーキットは、2レーンで構成されたコースです。
コースの大きさは約1.2m×2.16mで、タタミ6畳あれば余裕を持ってコースを設置できます。
ジャパンカップジュニアサーキットと比べて、よりコンパクトな作りになっているのが特徴。
タミヤ公式ツイッターでは、繋ぎ合わせたレイアウトの参考例が紹介されています。
https://twitter.com/mini4wd/status/1334358967653294081?s=20
正直なところ、家庭用のコースでは先に紹介したジャパンカップジュニアサーキットがメジャーすぎて、この2レーンのコースは影に隠れていた印象があります。
しかし、2020年に開催されているタミヤ主催のジャパンカップでは、5レーンコースに3レーンと2レーンを組み合わせたセクションが登場したことで、オーバルホームサーキットに注目が集まりました。
ちなみに、2レーンのオーバルホームサーキットには、3レーンのような別売りの追加セクションはありません。
「えー、それはつまらないなぁ…」と思ったあなた。
2レーンのオーバルホームサーキットでも、ジャンプ台などのセクションを追加する方法があります!
詳しくは、記事の後半で解説するウォッシュボードなどのアイテムを使ってみてください。
オーバルホームサーキットは、ジャパンカップジュニアサーキットに比べてコースサイズが小さく、シンプルなレイアウトです。
いわば、ミニ四駆の入門用として最適な家庭用コースです!
特に、小さいお子様と一緒にミニ四駆を走らせようと思っている方は、このコースで充分楽しめます。
立体コースですが、レーンチェンジにカバーが付いていてマシンがコースアウトする確率がグッと減るので小さな子供も安心して遊べます。
クルクル走り回るマシンを見て、子供が興奮するのは間違いなしです!
ちなみに、オーバルホームサーキットには、マシン2台がセットになったものも販売されています。
これからミニ四駆を始める方にはもちろん、誕生日やクリスマスのプレゼントとしても最適です!
家庭用におすすめのコースは「ジャパンカップジュニアサーキット」
家にコースを広げるスペースがあれば、間違いなく3レーンのジャパンカップジュニアサーキットをおすすめします。
その理由は、ミニ四駆のコース=3レーンと言えるほど、メジャーだからです。
全国にあるミニ四駆ステーションはもちろん、各地で行われている有志によるミニ四駆大会も、3レーンコースにスロープやバンクが組み合わされたレイアウトで開催されています。
つまり、3レーンコースでセッティングを詰めていくことが、レースで勝つためのポイントなんです!
特に大きな違いは、レーンチェンジ。
3レーンと2レーンではレーンチェンジに進入する角度が違うので、普段から3レーンのレーンチェンジ用にマシンを調整しておきたいところ。
タミヤの公式大会に参加しているようなレーサーも、普段はミニ四駆ステーションにある3レーンコースで練習を積んでいます。
まずは家庭用のジャパンカップジュニアサーキットでマシンをセッティングして、慣れてきたらミニ四駆ステーションや公式大会に参加して腕試しをしてみましょう!
家庭用コースの難易度を上げるアイテム
3レーンのジャパンカップジュニアサーキットは、スロープやバンクなどのセクションを追加して、コースの難易度を上げることができます。
しかし、2レーンのオーバルホームサーキットを使っている方や、これ以上セクションを追加するスペースがない!という方。
セクションを追加するスペースがなくてもコースの難易度をアップできるアイテムがあります!それがコチラ。
- ウォッシュボードセクション
- ミニ四駆サーキットジャンプ台
ウォッシュボード
5mmと10mmの厚さのボードが、それぞれ2枚ずつ入ったアイテム。
コースの路面に1枚設置すれば通過するマシンが傾き、2枚をタイヤの幅で設置すれば、マシンをジャンプさせることができます。
これひとつで、様々な組み合わせのセクションが完成するので、マシンセッティングの幅が広がります。
ちなみに、このウォッシュボードを使って、難易度をめちゃくちゃアップできる方法があります。
それが、ウォッシュボードをコース壁面に取り付けること。
ウォッシュボードをコース壁面に取り付けることで、「ロッキングストレート」と呼ばれるセクションが完成します!
ただ、ロッキングストレートは、スライドダンパーやピボットといったギミックを搭載したマシンでなければ攻略が難しく、難易度が高いのも事実。
最悪の場合、コース壁面から飛び出ているボードからの衝撃によりマシンが壊れることもあり、上級者向けのセクションです。
ミニ四駆サーキットジャンプ台
ミニ四駆サーキットジャンプ台は、2枚1セットで販売されています。
コースに設置するだけで、ジャンプ台になる優れもの。
見た目は緩やかなジャンプ台ですが、通過するマシンは意外にも大きく揺さぶられます。
簡単に設置できるので、小さなお子様と一緒にミニ四駆を走らせるときも、楽しめるアイテムです。
おまけ
「コースなんて、家に置く場所がない!」
こんな方も、スロープやバンクのセクションだけでもあると便利です。
なぜなら、スロープやバンクの攻略には、ブレーキセッティングが欠かせないため。
近年の立体コースにおけるミニ四駆のセッティングは、ブレーキをつける位置が重要なんです。
ブレーキが効きすぎてもダメですが、効かなすぎてもダメ。
セクションだけあれば、そのうえにマシンを乗せて、ブレーキの効き具合を確認することができます。
絶妙なブレーキポイントを探るためにも、セクションを使ってセッティングを詰めることをおすすめします!
ただ、セクションは大きくて邪魔!という方には、3Dプリンタでスロープやバンクと同じ角度で出力された製品もあります。
コンパクトで持ち運びも簡単なので、おすすめです!