ギヤ

ミニ四駆のギヤの位置出しについて注意すべき点

gear-positioning
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ミニ四駆で、『ギヤの位置だし』という言葉を聞いたことはありますか?

ギヤの位置出しとは、ミニ四駆を走らせる際に生じるギヤの駆動ロスを極力減らすことです。

駆動ロスが減れば、抵抗が減ります。

併せて、ギヤ同士がしっかりと噛み合うことで、トルクもしっかり伝わり、結果としてミニ四駆はスピードアップします。

今回は、そんなギヤの位置出しについて、考察します。

スポンサードリンク




 

目次

ギヤの位置出しで変化する駆動音

ギヤの位置出しが決まると、ギヤ同士がしっかり噛み合います。すると、駆動ロスが減ることで駆動音も静かになります。

素組みの状態のミニ四駆は、スイッチを入れると、ギヤボックス付近から「ギー」とか、「ジー」というような異音を発していると思います。

これらの異音が、ギヤの位置出しにより減少します。

ミニ四駆が速い人は、皆さん駆動音がとても静かです。

この駆動音について、静かにさせることはもちろん大切ですが、その際の注意点について考えてみます。

駆動音が静かなだけではダメ!?

ギヤの位置出しをした際に、回転音の静かさだけで位置出しの効果を計るのは危険です。

それはなぜかというと、位置出しをしたものの、ギヤに無理な抵抗が掛かっているだけの状態になり、その抵抗のせいで回転音が静かになっているだけの可能性があるからです。

ギヤの周りに、最適な厚みのスペーサーやワッシャーを、最適な枚数だけいれることで位置出しは成功します。

しかし、仮にギヤの周りに余分な枚数のスペーサーを挟んでしまったら、それだけシャーシとギヤの間にスペースがなくなります。

隙間が一切無くなっていると、ミニ四駆を走らせたときに、ギヤとスペーサーが干渉したまま一緒に回転してしまいます。

最悪の場合、シャーシとの隙間が無いまま抵抗を受け続けることで、シャーシが削れてしまうこともあります。

そこまでの抵抗が掛かっていた場合はすぐに分かると思いますが、限りなくその状態に近い場合、問題があります。

駆動音だけで判断してしまうと、駆動音としてはとても静かになり、位置出しが成功しているかのように錯覚しますが、実は抵抗が大きく掛かっている可能性があります。

最適なギヤの位置出しとは

ミニ四駆を走らせたときに、ギヤ同士がしっかり噛み合い、トルクの抜けがない状態がベストな状態です。

その状態を判断するために、ギヤの位置出しをした際は、駆動音が静かになっているかだけの判断だけでは足りません。

実際にコースを走らせてタイムを計測したり、スピードチェッカーを使用したり、ミニ四駆に負荷をかけた状態で速くなっているかを計測することが大切です。

まとめ

  • ギヤの位置出しでは、駆動音だけでなく、実際の速さをチェックする。

ミニ四駆は、同じパーツを使って同じように組み立てたとしても、一台一台に違いが出ます。

そのため、ギヤの位置出しは、ミニ四駆一台毎に微調整が必要です。

同じシャーシだからといって、同じやり方がベストとは限りません。

一台一台、マシンの状態を見極め、それぞれに合った最適な方法を見つけ出すことが大切です。

以上、ギヤの位置出しについての考察でした。

スポンサードリンク