ミニ四駆日本一を決めるジャパンカップ2020のコース「MAXサプライズサーキット2020」のレイアウトが発表されました!
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— ミニ四駆【タミヤ公式】 (@mini4wd) April 30, 2020
初開催から32年目を迎える、多くのミニ四レーサーが目指すビッグタイトル。
今回の目玉は、スタート直後に待ち構える『VQSマウンテン』や『ムササビチェンジャー』といったセクション。
新型コロナウイルス感染症によるイベント自粛の影響で開催が中止となってしまったスプリング2020に続き、平面でのレーンチェンジが採用されています。
さらに、今回のコースでは一部にJCJC3レーンコースや2レーンコースが採用されるといった新たな試みがあるだけでなく、まだ公開されていないスラッシュバンクというシークレットセクションもあり。
まさに、ジャパンカップの名に相応しいコースレイアウトとなっています。
それでは早速、セクション紹介とセクション毎の攻略ポイントを見ていきましょう!
目次
セクション紹介
今回の『MAXサプライズサーキット』は、以下の6つのセクションで構成されています。
- VQSマウンテン
- ムササビチェンジャー
- スラッシュバンク
- サプライズロード BYPASS-1
- NEW ERA ターン
- 富士通 Premium S ストレート
それぞれのセクションの特徴と攻略ポイントを、詳しく見ていきましょう。
VQSマウンテン
VQSマウンテンの名前は、Vウェーブの「V」急坂の「Q」セクションの「S」から名付けられているとのこと。
STEP JCT サーキット同様、上りスロープからアイガー上りに繋がりますが、さらにその先に45°バンクがそびえ立っています。
ここでは、マシンの挙動を安定させることが攻略の鍵。
レイアウトから察するに、スロープ上りで飛び出したマシンはVウェーブで一度バウンドし、45°バンクアプローチに着地するのではないかと思われます。
マシンの重心が前寄りの場合、スロープからVウェーブに進入するときにフロントバンパーから突っ込み、Vウェーブで弾かれてしまうでしょう。
さらに、1周目はともかく、スピードに乗った2周目以降はスロープで勢いよく飛び出してしまうと、よりVウェーブで弾かれる可能性も高くなり、バンクを登れなくなってしまうこともありそうです。
マシンの重心を後ろ寄りにすることで、Vウェーブやバンクアプローチに着地するときにフロント側を上向にすることができるので、着地後の加速がスムーズになります。
まさに、発売されたばかりで名前も冠されたネオVQSなどに採用されている「VZシャーシ」は、リヤにモーターを搭載しているため、VQSマウンテンにはピッタリと言えそうです。
ポリカボディのネオVQSも発売されるので要チェック!
ムササビチェンジャー
今回のレーンチェンジは、新セクションの「ムササビチェンジャー」です。平面チェンジャー且つ、チェンジャーの一部が途切れているため、マシンがジャンプします。
考察にあたり、チェンジャーを進入と進出で分解して考えてみます。
チェンジャーの進入だけ見れば、上りスロープと捉えることができます。
画像を見る限りでは、一般的なスロープよりも進入角度と高さがキツく設定されているようなので、VQSマウンテン用に装着したブレーキで速度を落とすことができるのではないでしょうか。
また、チェンジャー進入直後のコース壁に段差があるので、最近流行りの壁ブレーキは引っかかってしまう可能性もありそうです。
続いて、チェンジャーの進出側。
進出側は、コース壁の高さが進入側よりも低くなっていることと、コースの壁面が途中までないことがポイント。
マシンを真っ直ぐ飛ばさなければコース壁に乗り上げそうなので、もし乗り上げてしまったときのコース復帰対策としてATバンパーやアンカー、19mmオールアルミベアリング テーパータイプで対策しておくと良さそうです。
さらに、チェンジャーの最後はコース壁だけでなく路面も途切れているようにも見えるので、着地の安定性を向上させるためにマスダンなどが必須と言えるでしょう。
スラッシュバンク
今回のシークレットセクションは、「これまでのマシンセッティングが通用しない!!??」と表現された「スラッシュバンク」。
ジャパンカップは、ロッキングストレートやデジタルドラゴンバックなど、攻略難易度がかなり高いセクションが用意されているので、今回も想像の斜め上をいくセクションが登場するのではないでしょうか。
セクションが発表される前に、スラッシュバンクがどのようなセクションなのかを予想してみたいと思います。
ネーミングを見ると「バンク」が付けられていることから、通常のバンクのようにマシンが斜めに傾きながら走行するのは間違いないのではないかと推測します。
そして、問題は「スラッシュ」部分。
スラッシュには、「サッと切る」や「切りつける」といった意味もありますが、この記号「/」のように、単に斜線という意味もある。
色々と想像してみたのですが、「斜線のバンク」という意味をベースに推測することにしました。
その答えが、競輪のトラックで採用されているようなバンクです。
セクションは一見すると180°コーナーにも見えるところ、各レーンの路面だけが傾いているイメージ。
マシンがイン側に傾きながら走り抜ける180°コーナーという予想ですが、いかがでしょうか?
コース壁は路面に対して垂直ではなく、地面に対して垂直に立てていたら面白いですね。
公式にセクションが公開されるまで、どんなセクションになるか楽しみに待ちましょう!
サプライズロード BYPASS-1
市販されている2レーンと3レーンのコースを組み合わせた「MAXサプライズサーキット」で一番のサプライズが、このBYPASS(バイパス)セクション。
市販のコースと5レーンのコースの一番の違いは、コースの素材。
例えば、市販のコースはコース壁が柔らかく作られています。
コース壁にかかる力が上に行けば行くほどコース壁がしなるので、コーナーではローラーを低くセッティングした方が速苦なります。
さらに、市販のコースは路面の摩擦が小さく、ローフリクションタイヤなどのマシンはタイヤが空転するので、加速が悪いといった違いがあります。
詳しくは、以下の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
サプライズロードが設置されている箇所は、スラッシュバンクと20°バンクで減速したマシンがゴールに向けて加速し始めるポイントです。
コースの素材が違うことで、タイヤ選びやローラー位置などのセッティングが変わるのではないでしょうか。
NEW ERA ターン
毎年、ジャパンカップのチャンピオンにキャップを提供している「NEW ERA」の名を冠した180°コーナー。
スピードに乗せるために、マシンのローラーベースを短くして駆け抜けましょう!
富士通 Premium S ストレート
ジャパンカップ公式電池として使用可能な富士通の電池が、装い新たに『Premium Sタイプ』へモデルチェンジ。
最終ストレートを抜けた先のゴールへ誰が一番に駆け抜けるのか、今からワクワクしますね!
サプライズロード BYPASSのレイアウトについて
市販タイプの2レーン、3レーンを使用する「サプライズロード」。
最初に公開された「BYPASS-1」以外にも、コースの組み合わせにより何パターンかのレイアウトが存在しそうです。
単純に考えれば、1,2,3コースに3レーンがある通常パターンと、逆走側の3,4,5コースに3レーンが存在するパターン。
どんなパターンができるのか、スラッシュバンクと併せてこちらも楽しみです!
「BYPASS-1」レイアウト
- 1、2、3コース → 3レーンコース: 左90°、右90°、ストレート、右90°、左90°
- 4、5コース → 2レーンコース: 右90°、左90°、ストレート、左90°、右90°
まとめ
- フロントタイヤにグリップの強いタイヤを装着。Vウェーブ減速後のVQSマウンテンでの登坂力と、加速ポイントである市販2・3レーンでの加速力を確保。
- リヤタイヤはグリップ力を落とし、スロープとムササビチェンジャーの飛距離を抑える。
- リヤブレーキをガッツリかけてVウェーブを攻略。安定性重視のセッティング。
今回は、以上のようなセッティングを考えています。
加速力はフロントタイヤのグリップ力に依存し、飛距離はリヤタイヤで調整します。
2・3レーンコースで最高速まで加速させるために、ローラーは低めにセッティングしてみたいと思います。
開催の見通しも立たない中でも、ジャパンカップの準備をしてくれているタミヤさんに感謝です。
状況がいつ変化しても対応できるように、今からマシンのセッティングを整えておきましょう!