タミヤが発売するグレードアップパーツには、対応するシャーシが記載されていますが、FM-Aシャーシはまだパーツへの記載がありません。
そのため、FM-Aシャーシを改造するときに、最低限必要なパーツをまとめました。
それぞれのパーツについての解説もしているので、なぜそのパーツが必要なのかを分かるようにしています。
新たにマシンを組むときの参考にしてみてください。
目次
グレードアップパーツマッチングリスト
FM-Aシャーシのマシンを購入すると、グレードアップパーツのマッチングリストが同梱されています。
この表を見れば、どのパーツがどのシャーシに対応しているのか、一目で分かるようになっています。
では、対応しているグレードアップパーツの中で、改造に最低限必要なパーツを個別に解説していきます。
FM-Aシャーシ セッティングギヤセット
※11月26日追記
これ1つで、FM-Aシャーシ用に必要な駆動周りのパーツが全て揃います。セット内容は以下のとおりです。
以下に紹介しているプロペラシャフトのほか、FM-Aシャーシに対応したいるギヤセットや、駆動の基本となるフッソコートギヤシャフト、強化ピニオン、620ベアリングなどがセットになっています。
個別に買うよりとてもお得な値段で、最低限必要な一式が揃いますので、とてもおすすめです。
プロペラシャフト
通常のプロペラシャフトより軽い、中空プロペラシャフトのため、マシンの軽量化を図れます。
プロペラシャフトは、ドライブシャフトのような強化シャフトがないため、シャフト自体の強度は考える必要はありません。それよりも、マシンの軽量化を考えて、中空プロペラシャフトを選択しています。
しかし、プロペラシャフトはシャフトの強度よりも気を使わなければならない部分があります。それは、ギヤの破損です。
プロペラシャフトは、クラウンシャフトと噛み合っているため、走行中にタイヤがロックしたときなどに、ギヤそのものに大きな負荷がかかります。
その際に、プロペラシャフトのギヤが削れたり、欠けたりすることがあります。
すると、ギヤの噛み合わせが悪くなり、異音を発します。そのままではシャーシのプロペラシャフト受けなどに負荷がかかってしまうので、すぐに交換してください。
ゴールドターミナル
通常のターミナルに、メッキ加工が施されています。ターミナルの役割は、電池からモーターへ電流を伝えることです。電気には、電気を通しやすいものや、通しにくいものなどがあり、それらを通電効率という値で数値化出来ます。
それぞれのターミナルには、メリット、デメリットがあります。
通電効率の面においては、通常のターミナルのほうが良く、ゴールドターミナルでは、通電効率は若干低下します。
しかし、通電効率は酸化すると著しく低下します。そのため、通電効率が良いとされる通常のターミナルは、銅のためすぐに酸化し、通電効率が低下するというデメリットがあります。
酸化を防ぐために、通常のターミナルはピカールや銅磨きクロスなどで、常に磨いておく必要があります。
その点、ゴールドターミナルはメッキが施されているため、ほとんど酸化することはありません。ティッシュペーパーなどで指紋を拭き取る程度のメンテナンスで、長期間使用出来ます。
620ベアリング
620ベアリングは、カウンターギヤと軸受けに使用します。
620ベアリングを使用する箇所には、キット付属のPOM製軸受けがありますが、速いマシンを作るには620ベアリングへの交換がベストです。
POM製の軸受けは、新品当初は回転抵抗も少なくとても良いのですが、唯一、削れてしまうというデメリットがあります。
常に新品を使い続けられるということであれば問題ありませんが、経済的ではありません。それならば、イニシャルコストだけで済む620ベアリングを使用したほうが経済的です。
ドライブシャフト
ドライブシャフトには、強化シャフトと中空シャフトがありますが、まずは強化シャフトを選択するほうが良いです。
なぜなら、中空シャフトは、コースアウトした際の衝撃で、簡単に曲がってしまうからです。
マシンのセッティングが固まらないうちから中空シャフトを使うことは、経済的ではありません。
まずは強化シャフトを使用して、セッティングが固まりコースアウトしないようになってから、中空シャフトに交換するのがベストです。
まとめ
駆動系のパーツは、マシンを作る度に必要になります。
マシンを組み上げるために何のパーツが必要なのか、ここを見ればすぐ分かるようにしました。
ぜひ、活用してみてください。
併せて読みたい→FM-Aシャーシについて