MAシャーシ

MAシャーシの駆動セッティング方法を紹介。ギヤの噛み合わせを調整して速度を上げる。

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ミニ四駆の速度に大きく影響する、駆動。

本記事では、MAシャーシの駆動セッティング方法を紹介します。

駆動を調整することで、マシンの基本性能が大幅にアップします。

ここで紹介する改造をすれば、マシンが速くなること間違いなし。

では、まいります!

目次

MAシャーシの駆動セッティングは3つ。

MAシャーシの駆動セッティングには、3つあります。

それがこちら。

MAシャーシの駆動セッティング
  1. ピニオンギヤの調整。
  2. カウンターギヤの調整。
  3. スパーギヤの調整。

それぞれ、詳しく解説していきます。

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【MAシャーシ駆動セッティング①】ピニオンギヤの調整。

まずは、モーターにつけるピニオンギヤの調整方法を解説します。

ポイントはこちら。

ピニオンギヤの調整ポイント
  • リヤ側のピニオンギヤの位置

ピニオンギヤの調整に必要なものはこちら。

ピニオンギヤの調整に必要なもの
  • ワッシャー(大)

ピニオンギヤの調整には、ワッシャー(大)を1枚だけ使います。

なお、MAシャーシ特有の、『ギヤの噛み合わせ不良による異音対策』も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

リヤ側ピニオンギヤの調整方法。

ピニオンギヤの調整は至って簡単。

リヤ側のピニオンギヤを、ワッシャー1枚分だけモーター側に近づけて取り付けるだけです。

まずは、モーターの両軸にピニオンギヤを取り付けます。

次に、ワッシャーを土台にして、その上からリヤ側(モーター金具がない側)のピニオンギヤを押し込みます。

すると、ワッシャーの分だけ、ピニオンギヤが奥に入ります。

たったこれだけで、リヤ側のピニオンギヤの位置調整が完了です。

フロント側ピニオンギヤの調整は不要。

『リヤ側のピニオンギヤの調整はできたけど、フロント側はどうするの?』

こう思う方もいるでしょう。

フロント側のピニオンギヤについては、通常の取り付け位置のままで構いません。

これは、走行中のマシンにかかる重力(G)を考えて、あえて位置はそのままにしています。

走行中のマシンは、車に乗っているときと同じようにGがかかり、後ろに向かって引っ張られます。

それと同じく、シャーシに搭載したモーターも走行中は後ろに引っ張られます

モーターがリヤ側に引っ張られることで、リヤ側のピニオンギヤとカウンターギヤの位置関係が狭まり、それが異音に繋がります。

しかし、フロント側のピニオンギヤや、モーターとともにリヤ側に引っ張られるため、むしろカウンターギヤとの噛み合わせが弱くなります。

そのため、フロント側のピニオンギヤについては、通常どおりモーターに取り付けるだけでOKです。

MAシャーシの異音の原因を探る。

MAシャーシは、まれに組み上げたときに異音がすることがあります。

その原因の多くが、『リヤ側のピニオンギヤとカウンターギヤが近づきすぎている』こと。

MAシャーシでは、リヤ側のピニオンギヤがカウンターギヤに近すぎることが、異音の原因になることが多いのです。

そのため、異音がするときは、リヤ側のピニオンギヤの位置を調整することでほとんど解決します。

【駆動セッティング②】カウンターギヤの調整。

続いて、カウンターギヤの調整方法を解説します。

ポイントはこちら。

カウンターギヤの調整ポイント

・フロントだけワッシャー2枚

カウンターギヤの調整に必要なものはこちら。

カウンターギヤの調整に必要なもの
  • 2mmワッシャー小×2
  • 絶縁ワッシャー×1

カウンターギヤの調整には、2種類のワッシャーが必要です。

1つ目の2mmワッシャーは、AOパーツとして販売されています。

スプリングワッシャーとは違うので注意してください。

2つ目の絶縁ワッシャーは、モーターの中に入っているワッシャーです。

キットに付属しているノーマルモーターを分解すると、半透明の小さなワッシャーがモーターシャフトについています。

これが、絶縁ワッシャーです。

カウンターギヤの調整には、この2つを使用します。

フロント側カウンターギヤの調整方法。

カウンターギヤの520ベアリングをはめている側にワッシャーを入れることで調整します。

フロント側のカウンターギヤには、絶縁ワッシャー2mmワッシャーを入れます。

まずは、絶縁ワッシャーを入れます。

その上から、2mmワッシャーを入れます。

あとはシャーシに組み込むだけで完成です。

リヤ側カウンターギヤの調整方法。

続いて、リヤ側カウンターギヤの調整方法です。

リヤ側のカウンターギヤには、絶縁ワッシャーのみ使用します。

フロントと同じように、520ベアリングをはめる側に絶縁ワッシャーを1枚入れます。

あとは、シャーシに組み込むだけ。

【駆動セッティング③】スパーギヤの調整。

最後に、スパーギヤの調整方法を解説します。

スパーギヤ調整のポイント
  • ハトメを入れる位置

スパーギヤの調整に必要なものはこちら。

スパーギヤの調整に必要なもの
  • ハトメ×2

今となっては珍しいハトメは、昔のキットに付属しています。

スーパー1シャーシスーパー2シャーシVSシャーシなどのホイール軸受けに使用されていました。

なお、ハトメはAOパーツでバラ売りがされていないので、昔のキットを購入して手に入れるか、持っている友達に譲って貰いましょう。

スパーギヤの調整方法。

スパーギヤの調整は、フロント・リヤともに同じです。

ドライブシャフトにスパーギヤを入れるときに、ハトメを一緒に入れるだけ。

ハトメが、スパーギヤの横に位置するようにすればOKです。

スパーギヤとカウンターギヤの位置関係。

スパーギヤとカウンターギヤは、調整しないとそれぞれのギヤの位置が近すぎて、回転中に干渉してしまうことがあります。

そこで、カウンターギヤにワッシャーを入れたり、スパーギヤの位置調整にハトメを使ったりすることで、スパーギヤをカウンターギヤからより離れた位置に固定しています。

たったこれだけで、スパーギヤがカウンターギヤの歯から離れるほうに位置するようになり、干渉することが無くなります。

まとめ

MAシャーシの駆動セッティングポイント
  • ピニオンギヤはリヤ側のみワッシャー大1枚分奥にはめる。
  • カウンターギヤはフロント側には絶縁ワッシャーと2mmワッシャー、リヤ側には絶縁ワッシャーのみ。
  • スパーギヤにはフロント・リヤ側ともにハトメを入れる。

これだけで、MAシャーシの駆動セッティングが完成です。

異音もかなり減って、モーターの回転音しか聞こえないくらいに静かになるので、ぜひ試してみてください!

以上が、『MAシャーシの駆動セッティング方法を紹介。ギヤの噛み合わせを調整して速度を上げる。』でした!

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