『MAシャーシを特に加工せずにバンクスルーできる、簡単なブレーキセッティングってある?』
この疑問を解決します。
本記事では、シャーシの加工を一切せずに、MAシャーシのフロントアンダーにバンクスルーできるブレーキの貼り方について、ツイートを深掘りして解説します。
✅MAシャーシのバンクスルーセッティング
①リヤブレーキステーに合わせてスポンジを切る
②ステーをシャーシに取り付ける
③マルチテープで剥がれや引っかかりを防止するたったこれだけで、バンクスルーが完成です。
高度な加工を一切せずにできるので、ぜひお試しください!#mini4wd #ミニ四駆 pic.twitter.com/BeVvKrhCdG
— マスキチ@ミニ四駆改造アカデミー (@Mini4WD_Academy) October 16, 2019
既にバンパーレスなどの加工をしている方ならば、工具を揃えて独自にフロントアンダーも作っているかと思います。
しかし、まだ工具を持っていない方にしてみれば、フロントアンダーのブレーキセッティングはどうすれば良いか分からないもの。
そこで、工具を使わずに、MAシャーシでバンクスルーできるブレーキの貼り方を解説します。
これを読めば、誰でも簡単にバンクスルーできるブレーキの貼り方が分かります。
では、まいります。
目次
バンクスルーセッティングで得られる効果。
立体コースを走らせるとき、特に重要になるのがブレーキセッティング。
スロープなどのセクションでは、ブレーキをしっかりかけて減速させなければ、マシンはすぐにコースアウトしてしまいます。
しかし、ブレーキを貼る位置によっては、バンクセクションでもブレーキがかかってしまうことがあります。
バンクセクションは、基本的には減速させる必要がありません。
そこで、スロープではブレーキをかけて、バンクではブレーキをかけないセッティングが、バンクスルーと呼ばれるセッティング方法です。
MAシャーシのバンクスルーセッティングに必要なもの。
MAシャーシのバンクスルーセッティングに必要なものがこちら。
工具を一切使わないバンクスルーセッティングをするためにポイントとなるのが、このプレート。
リヤブレーキステーは、見た目のとおり面積がとても大きいことが特徴です。
このプレートさえあれば、工具を使わずにバンクスルーセッティングを作れます。
超簡単なMAシャーシのバンクスルーセッティングのやり方。
ここからは、バンクスルーセッティングのやり方を解説します。
手順はたったの2つ。
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手順①ブレーキスポンジをブレーキステーの大きさに合わせて切る。
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手順②ブレーキステーをシャーシに取り付ける。
手順を詳しく解説します。
【手順①】ブレーキスポンジをブレーキステーの大きさに合わせて切る。
まずは、ブレーキスポンジをリヤブレーキステーの大きさに切ります。
今回は、3mmの厚さのブレーキスポンジを使用しました。
ブレーキスポンジの左右の長さはリヤブレーキステーとピッタリ同じなので、長さだけ合わせて切りましょう。
ブレーキスポンジにブレーキステーを載せれば、ガイドとして使えます。
あとは、カッターナイフでブレーキスポンジを切るだけでOK。
【手順②】ブレーキステーをシャーシに取り付ける。
次に、MAシャーシのフロントアンダーにブレーキステーを取り付けます。
シャーシ側は、ここのビス穴を使います。
そこに、写真の位置でブレーキステーを取り付けます。
シャーシ底面に取り付けるビスは、コースを傷つけないようにするために、基本的には皿ビスを使います。
しかし、この位置ならばビスがコースに触れることがないので、問題ありません。
取り付けたプレートに、ブレーキスポンジを貼るだけで完成です。
実際にバンクスルーになっているかを確認する。
ミニ四駆コースがあれば、実際にコースを使ってみるのが一番ですが、『近くにコースが無い!』という方もいるかと思います。
そこで、ダイソーに売っている商品を使って確認してみましょう。
その商品がこちら。
- コレクションボックスアーチワイドL型
このボックスの曲面が、タミヤ公式大会の45度バンクや60度バンクと同じ角度なのです。
実際にマシンを載せてみましょう。
絶妙にコースからブレーキが離れています。
タイヤは、純正のローハイトタイヤを加工せずに履いています。
このままではブレーキスポンジがコースに引っかかってマシンが前のめりになったり、ブレーキスポンジが剥がれてしまったりする恐れがあるので、フロント部分はマルチテープで隠しておきましょう。
マルチテープでどれだけブレーキを隠すかによって、ブレーキの効きが大きく変わってきますので、コースに合わせて調整しましょう。
まとめ
バンパーレスなどのガチ改造をしていない方でも、超簡単にできるバンクスルーセッティングを紹介しました。
もちろん、バンパーのツノだけ切った場合も、このセッティングが使えます。
立体コースの攻略には、ブレーキセッティングが肝になると言っても過言ではありません。
ブレーキの大きさや貼り方、マルチテープの貼り方などを変えながら、スロープでマシンがどのようにジャンプするかを研究してみてください。
以上が、『MAシャーシのフロントアンダーにバンクスルーできるブレーキを貼る方法』でした!