本記事では、素組みでも速いと言われているMAシャーシの改造に、最低限必要なパーツを紹介します。
まずは、これらのパーツを使ってマシンの基本性能を向上させましょう。
パーツの特徴についても詳しく解説するので、MAシャーシのマシンを組むときの参考にしてみてください。
目次
MAシャーシの改造に最低限必要なパーツ一覧
MAシャーシの改造に最低限必要なパーツは以下の5つです。
- MSシャーシ用ギヤベアリングセット
- カーボン強化8Tピニオンギヤ
- HG丸穴ボールベアリング
- MSシャーシゴールドターミナル
- ブラック強化シャフト
それぞれのパーツの特徴を、詳しく解説します。
【パーツ①】MSシャーシ用ギヤベアリングセット
フッ素コートギヤシャフトと520ベアリングが2つ入っている、両軸シャーシ用のギヤベアリングセット。
フッ素コート加工が施されたギヤシャフトは、通常のシャフトと比べて摩擦抵抗を減らせるので、カウンターギヤの回転がスムーズになります。
520ベアリングは、両軸シャーシのカウンターギヤに内蔵できる軸受けのベアリング。
520ベアリングをカウンターギヤに内蔵することで、カウンターギヤ全体でギヤシャフトを支持し、回転の安定性と持続性が向上します。
両軸シャーシのギヤに必須とも言える、フッ素コートギヤシャフトと520ベアリングがセットになった、大変お得なセットです。
【パーツ②】カーボン強化8Tピニオンギヤ
カーボン強化8Tピニオンギヤは、モーターに取り付けるパーツ。
キット付属の紫ピニオンギヤ(プラスティック製)に比べ、強度がアップしています。
マシンは、ジャンプの着地やコーナーで加速と減速を繰り返しているので、必然的にギヤにかかる負担が大きくなります。
特に、ピニオンギヤはモーターと直結している、マシンの動力を一番最初に伝達するパーツ。
そのピニオンギヤをカーボン製にすることで、モーターからのパワーロスを減らすことができます。
【パーツ③】HG丸穴ボールベアリング
HG丸穴ボールベアリングは、ドライブシャフトの軸受けに使うパーツ。
MAシャーシのキットには、低摩擦樹脂を使った軸受けがセットされています。
この軸受けをベアリングに変えることで、ドライブシャフトの回転をよりスムーズにします。
ドライブシャフトの軸受けは、タイヤやホイールと直結しているため走行中に様々な衝撃を受けます。
ドライブシャフトを支持する軸受けをHG丸穴ボールベアリングにすれば、耐久性も向上できるのでおすすめです。
【パーツ④】MSシャーシゴールドターミナル
MSシャーシゴールドターミナルは、両軸シャーシ用のターミナルセット。
通常のターミナルとは違い、金メッキ加工が施されています。
キット付属のターミナルは、素材が銅で出来ており、時間が経つにつれ酸化していきます。
しかし、このゴールドターミナルは、表面に金メッキ加工をすることで、酸化による劣化を防ぎます。
銅ターミナルは、接点を磨かなければ酸化してしまい、電気を通しにくくなります。
一方、ゴールドターミナルはそもそも酸化しにくく、汚れは表面をティッシュで拭けば取れるので、メンテナンスがとても楽です。
ゴールドターミナルが一つあれば、長期間の使用にも耐えるのでおすすめです。
【パーツ⑤】ブラック強化シャフト
ブラック強化シャフトは、ホイール同士を繋ぐドライブシャフトの強化版。
シャフトのカーボン含有率を高め、シャフト自体を捻っていることで強度が向上したスチール製の6角シャフトです。
立体コースを走るマシンは、着地でとても大きな衝撃を受けます。
場合によっては、ドライブシャフトが曲がってしまうことも多々あります。
ドライブシャフトが曲がると、軸受けに干渉したりギヤの接点がズレたりするので、タイヤをスムーズに回転させることができません。
そこで、このブラック強化シャフトを使うことで、シャフトのトラブルを減らすことができます。
ちなみに、ドライブシャフトの長さには、60mmと72mmの2種類があります。
ホイール貫通をしない場合は60mm、ホイール貫通をした場合は72mmのドライブシャフトを使用しましょう。
まとめ
今回紹介したパーツは、MAシャーシの基本性能をアップさせるために必要なパーツです。
これらのパーツを使うことで、マシンの基本的な速度アップや耐久性を向上させることができるのでおすすめです。
マシンのベースを固めたあとは、より速いマシンを求めて高度な改造にチャレンジしていきましょう!