『MAシャーシをバンパーレスにするやり方を知りたい!』
この疑問を解決します。
本記事では、MAシャーシをバンパーレスにするやり方を解説します。
シャーシをカットする際は、ルーターを使えば時間が掛からず簡単に加工できますが、ルーターを持っていない方でも、カッターのこがあればシャーシを簡単にカットできます。
まだルーターをお持ちでない方も、今回紹介する方法はカッターのこだけで加工できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
では、まいります!
目次
MAシャーシのバンパーレス
バンパーレスには、大きく分けて以下の2つの方法があります。
- バンパーの一部をカットして土台として使う方法
- 完全にバンパーレスにして土台を作る方法
それぞれの特徴を解説します。
【パターン①】土台残し
1つ目の土台を残す方法は、MAシャーシのバンパーのツノを切るだけ。
バンパーのツノだけカットし、残した土台を活用してスラダンやピボットを載せられます。
さらに、MAシャーシの特徴であるアッパーになったフロントアンダーの角度を利用して、バンクスルーできるブレーキを簡単に貼ることができます。
とても簡単な方法ながら、土台を残すことでバンパーの強度を保てるので、加工初心者の方はまずはこちらからチャレンジしてみましょう。
【パターン②】完全バンパーレス
2つ目の完全にバンパーレスにする方法は、バンパーを切った後にプレートで土台を作る必要があります。
完全バンパーレスにするメリットは、土台を残したときよりもフロントアンダーのセッティングの幅が広がることです。
フロントアンダーにブレーキを貼る土台を自作したい方は、完全バンパーレスにすれば理想とする角度でブレーキを貼る土台を作ることができます。
MAシャーシをバンパーレスにするために必要なアイテム
MAシャーシをバンパーレスにするために必要なアイテムがこちら。
- ルーターまたはカッターのこ
- 両面ダイヤモンド砥石または紙ヤスリ
- リヤブレーキステー
工具は、加工時間が短縮できて綺麗に仕上がるルーターと両面ダイヤモンド砥石を揃えるのが理想ですが、それら工具が無くても、カッターのこと紙ヤスリで代用できるので全く問題ありません。
ここからは、それぞれの加工方法を解説していきます。
MAシャーシをバンパーレスにするやり方
【パターン①】土台残し
土台残しでは、写真の位置でバンパーをカットします。
ルーターやカッターのこでカットすると、こうなります。
あとは、断面をヤスリで整えるだけ。
とても簡単ですが、これだけで土台残しのバンパーカットが完成です。
試しに、この土台にスラダンを載せてみましょう。
純正のスラダンをそのまま載せると、このようになります。
純正のスラダンはプレートを上下から挟み込んでいますが、下のカバーを外してシャーシを土台にすることもできます。
シャーシを土台にすることで、純正のまま取り付けたときよりローラーの位置を低くセットできるのでおすすめです。
シャーシを土台にしてスラダンを直接載せることで、コーナーの安定性を向上させるとともに、ローラーベースを縮められるのでおすすめです。
さらに、フロントアンダーにバンクスルーできるブレーキを貼ると、すぐに実戦仕様になります。
バンクスルーできるブレーキの貼り方は以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
【パターン②】完全バンパーレス
完全にバンパーレスにする場合は、この位置でバンパーをカットします。
両面ダイヤモンド砥石を使うと、断面を簡単に整えることができます。
完全にバンパーレスにした場合は、スラダンやピボットを載せるための土台を作る必要があります。
シャーシの上面から土台を出す方法と、シャーシの底面から土台を出す方法の2種類があります。
シャーシの上面から土台を出すと高さがある分、ローラー位置が高くなってしまいます。
そのときは、ローラーをプレートの下面に付ければ、ローラー位置を低くできます。
理想は、シャーシ底面から土台を出す方法。
MAシャーシの底面はアッパーになっているので、そのままでは土台がアッパーになってしまいます。
この場合は、アッパーの土台にスラスト調整プレートを使えば、土台を平らにできます。
土台を残したときと同様に、アッパースラストを利用すればフロントアンダーのブレーキを貼ることもできます。
おすすめは、シャーシ底面を平らに削る方法です。
シャーシ底面を両面ダイヤモンド砥石を使って平らにすれば、平らな土台が出来上がります。
平らな土台であれば、フロントアンダーのブレーキ角度を自分なりに決められるので、セッティングの幅が広がります。
【加工テク】FRPまたはカーボンをガイドにして真っ直ぐカットする
ここで、完全バンパーレスにするときに使えるテクニックを紹介します。
リヤブレーキステーをガイド代わりに使えば、真っ直ぐカットすることができます。
加工の精度が向上するので、バンパーレスにするときにぜひやってみてください。
まとめ
純正のパーツを取り付けるだけの改造から一段階レベルアップするために、バンパーレスは必須です。
初めてバンパーレスにするときは、失敗したら嫌だなと躊躇することもあると思いますが、思っているほど難しくはありません。
この記事で紹介したやり方を真似して、ぜひチャレンジしてみてください。
バンパーレスにすると、改造の幅が広がること間違いなしです。