コース攻略

ミニ四駆グランプリ2019スプリング「ステップサーキット2019」を攻略するためのポイント

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2019年スプリングの公式大会レイアウトが発表されました。

スロープ1枚着地やドラゴンバック先の下りスロープ、そのほかにも新セクションの登場で、攻略難易度はかなり高いと思われるコースの登場です。

早速、セクション紹介とセクション毎の攻略ポイントを見ていきましょう!

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目次

セクション紹介

今回の「ステップサーキット2019」は、以下の6つのセクションで構成されています。

  • サクラロード
  • グライドバンク30
  • Carp Streamer
  • KOI JUMP
  • ライシングチェンジャー60
  • デジタルゾーン

それぞれのセクションの特徴と攻略ポイントを、詳しく見ていきましょう。

サクラロード

スタート直後に、ピンクの路面で春を感じさせる「サクラロード」が待ち受けます。

このサクラロードは、「これまでにないテクスチャー感をもつ路面」とのことで、コース面に通常と違う素材が使われるのではないかと推測します。

「テクスチャー」をググってみると、「本来は織物の質感を意味するもの」とあります。

現時点では素材は不明ですが、タミヤの公式サイトでは、以下の2つのキーワードが出ています。

  • タイヤのグリップがどうなるか。
  • マシンの挙動も合わせて気になる。

この2つのキーワードから、以下の推測をします。

  • コース面にカーペットのような素材のものが敷かれているのではないか。
  • グリップ力が増えるような素材とは考えにくいので、カーペット、絨毯のようにグリップ力が低下するような素材なのではないか。
  • 挙動が変化するということは、敷かれるものはフラットではない。

現時点では推測にすぎないので、今後、公式サイトで公開されるテスト走行動画を楽しみに待ちましょう。

グライドバンク30

最近の公式大会ではおなじみのグライドバンクです。グライドバンクでは、ブレーキの効きに要注意です。

今回のコースレイアウトでは、デジタルゾーン、サクラロードと、減速するであろうセクションの後にグライドバンクが設置されています。

ここでブレーキが効いてしまうと、さらに減速する恐れがありますので、バンクスルーできるブレーキの貼り方をしましょう。

Carp Streamer

S字カーブの後に待ち受けているのは、スプリングらしく子供の日をフィーチャーしているという、鯉のぼりにちなんだ複合セクション「Carp Streamer」です。

この複合セクションの始めには、上りスロープ、ストレート1枚着地、180度ターンが設置されています。

ここは、今回のコースでコースアウトが多くなるであろう要注意ポイントです。スロープからの1枚着地は、マシンの速度が高いとすぐにコースアウトしてしまいます。

過去には、2017年のジャパンカップなどでも登場した富士通ホップが、スロープ1枚着地から90度コーナーでしたが、多くのマシンが速度を制御できずにコースアウトしていました。

ここでは、ブレーキを効かせたり、リヤタイヤのグリップを落としてジャンプの飛距離を減らしましょう。

そのほかにも、スライドダンパーを使うことで180度ターン進入時の衝撃を緩和できるので効果的です。

あとは、提灯連動式のシステムでスラストを入れられるマシンに仕上げておくとベストですね。

KOI JUMP

複合セクションの「Carp Streamer」後半は、鯉が跳ねるが如くマシンが跳ねてしまいそうな「KOI JUMP」です。ブームとなった恋ダンスを連想させるような名称ですね…笑

テーブルトップに設置されたドラゴンバックからスロープ下りという二段降下により、ドラゴンバックでジャンプしたマシンが着地までに大きく降下します。

ここでは言わずもがな、マシンの着地のバランスが試されます。

180度ターンの直後にドラゴンバックが設置されていて、マシンが遠心力で振られている状態でジャンプすします。ドラゴンバック直前の1枚ストレートで、如何にマシンの挙動を真っ直ぐに保つかが重要となります。

180度ターンでの遠心力を最小限に抑えるためには、ローラーベースを長くとることが効果的です。ローラーベースが長いマシンは、ローラーベースが短いマシンに比べてコースの内側を走行します。すると、コーナーでかかる遠心力を最小限に抑えることができるので効果的です。

さらに、フロントはATバンパー、リヤはアンカーやFLシステムを搭載することで、ジャンプ後の着地でコース復帰率を高めましょう。

ライシングチェンジャー60

今回のレーンチェンジには、ライジングチェンジャー60が設置されています。

ライジングチェンジャーが設置されている5レーンは、180度ターンで一番インコース、その後のKOI JUMPの着地でストレート2.5枚の後にライジングチェンジャーです。

マシンが大きく減速した状態でライジングチェンジャーに突入するので、速度が低いとライジングチェンジャーを登れなくなる可能性があります。

リヤタイヤはスロープ対策でグリップを落としているので、速度が低くてもライジングチェンジャーを登りきれるように、フロントタイヤのグリップは高めにしておくことが効果的です。

なお、スロープやドラゴンバックの対策でフロントとリヤ共にブレーキを効かせすぎるのは注意が必要です。

ブレーキセッティングを間違えると、ライジングチェンジャーを登る途中でブレーキだけが接地し、タイヤが浮いて途中でマシンが止まることがありますので、注意しましょう。

 デジタルゾーン

最後に待ち受けているのが、複合デジタルセクションの「デジタルゾーン」です。

デジタルカーブ、デジタルドラゴンバック、デジタルカーブという、マシン制御が難しい難関セクションです。

デジタルカーブは、これまでも公式大会で何度か採用されていましたが、他のセクションに比べても群を抜いてマシンが減速するセクションです。

セクション単体で考えると、デジタルカーブを速く抜けるには、スライドダンパーが効果的です。

スライドダンパーは、バネの力によりコース壁面への衝撃を緩和するだけでなく、そのバネの力でコース壁面からマシンを押し戻そうとする力が働きます。その効果で、デジタルカーブでコース壁面からマシンを押し戻してくれるので、よりインコースを走行できます。スライドダンパーならばデジタルの衝撃緩和をしながらインコースを走れるので、デジタルカーブを速く抜けることができます。

逆に、最近流行りのピボットだと、コース壁に沿うようにマシンが走行するため、減速が大きくなります。ピボットを使う場合は、ピボットにかかる力を考える必要があります。

ピボットの可動域は、ピボット部に使うゴムリングの巻き数の増減で調整できますので、試してみてください。

さらに、デジタルカーブの先に待ち受けているのが、新セクションである「デジタルドラゴンバック」です。

コース見取り図から、このセクションの形は台形なのではないかと推測します。

セクションを分解して考えると、小さな上りスロープ、テーブルトップ、小さな下りスロープのように見えます。これが2連で設置されているのではないでしょうか。

このセクションでのマシンの挙動は、未知数です。

ただ、現時点で考えられることとしては、如何に着地を決めるかにかかっているように思います。ドラゴンバックのように、ATバンパーやアンカー、FLシステムでコース復帰率を上げておくことが大切です。

直前のデジタルカーブでマシンが減速し、デジタルドラゴンバックの上りスロープも小さいため、2連で設置されているデジタルドラゴンバックを飛び越えることは困難ではないかと推測します。

そのため、ヒクオやMSフレキで着地の安定性を高め、コース復帰率を向上させることに重点を置くことが良いのではないでしょうか。

これも、後日公開される走行動画を観て研究しましょう。

まとめ

ステップサーキット2019は、とても攻略のしがいがあるコースレイアウトです。

全体感として、ブレーキセッティングで速度を調整するよりも、そもそもの速度域を下げつつトルク重視のセッティングを目指すのが良いのではないかと考えます。

特に注意すべき点は、リヤブレーキの高さです。

サクラロードにカーペットのような新たな素材が貼られた場合、ブレーキを擦ってしまう恐れがあります。さらに、ドラゴンバック対策でブレーキを効かせていると、その先のライジングチェンジャーでマシンが登りきれず、走行不能に陥ります。

そのため、ブレーキを使う場合も、リヤブレーキで調整するよりは、フロントアンダーのブレーキで調整すべきではないかと考えます。

総合的に判断し、今回のマシンセッティングのポイントとなるのは以下の2つです。

  • モーター、ギヤ比はトルク重視。
  • ブレーキは最低限に抑える。
  • リヤタイヤはグリップを落とし、加速はフロントタイヤのグリップでカバーする。

ドラゴンバック直後のライジングチェンジャーや、デジタルゾーンでの立ち上がりを良くするために、モーターはトルクを重視しましょう。おすすめはハイパーダッシュモーターやパワーダッシュモーターです。

タミヤ グレードアップ No.375 GP.375 ハイパーダッシュモーターPRO 15375
タミヤ(TAMIYA)

コース全体でもマシンの最高速を出せるポイントが少ないので、ギヤ比を上げたり、タイヤ径を小さくして加速を重視しましょう。

ブレーキは、「Carp Streame」の上りスロープから180度ターンを決められるだけの最小限に抑えましょう。前述したように、ブレーキに頼るのではなく、タイヤのグリップで調整すると良いのではないかと考えます。

今回は、考察していても、とても面白いコースレイアウトになっているなぁとつくづく思いました。難しいコースであればあるほど、ワクワクしてきます。

この考察が吉と出るか凶と出るか、実際に走らせるのがとても楽しみです。

皆さんも、独自の考察で如何にこのコースを攻略するか考えてみてください。そして、大会でその成果を見せ合いましょう!

以上、ミニ四駆グランプリ2019スプリング「ステップサーキット2019」を攻略するためのポイントでした!

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