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ローフリクションタイヤ(マルーン)を使ってジャンプの飛距離を抑える方法!グリップ力が飛距離に関係する理由

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タミヤの公式大会でも使用率がダントツに高いローフリクションタイヤですが、その人気の理由はグリップ力の低さにあります。

なぜなら、グリップ力が低いことで、スロープでのジャンプで飛距離を抑えることができるからです。

今回は、ローフリクションタイヤを使って得られる効果を紹介します。

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目次

スロープでのマシンの挙動を分析

まずは、スロープでのマシンの挙動を考えてみましょう。

スロープでのジャンプは、ミニ四駆が坂を登って頂点で飛び出すイメージです。

その状況を、1つずつ分解してみましょう。

  1. スロープの入口でマシンが坂を登り始める。
  2. スロープ途中でマシンが坂を登っている。
  3. スロープの頂点に差し掛かり、フロントタイヤが飛び出る。リヤタイヤはまだスロープ途中。
  4. スロープ頂点でリヤタイヤがグリップし、そのままマシンが飛び出す。

スロープでのマシンは、このような動きをしています。

ここで重要なのが、3と4です。

 

重要

3.スロープの頂点に差し掛かり、フロントタイヤが飛び出る。リヤタイヤはまだスロープ途中。

4.スロープ頂点でリヤタイヤがグリップし、そのままマシンが飛び出す。

この2つに共通していることは、リヤタイヤだけがコースに接触している点です。

スロープの頂点付近では、フロントタイヤは既にコースから離れており、リヤタイヤのみがコースに触れています。

この時のリヤタイヤのグリップ力の違いが、ジャンプの飛距離に影響します。

リヤタイヤのグリップ力がジャンプの飛距離に影響する理由

まずは、リヤタイヤのグリップ力が高い場合を考えてみましょう。

グリップ力が高ければ高いほど、スロープ頂点でコースを蹴り出す力が強くなります。すると、スロープ頂点でタイヤが空転することなく、タイヤの回転力がそのままジャンプに繋がることがイメージできると思います。

次に、リヤタイヤのグリップ力が低い場合を考えてみましょう。

グリップ力が低いと、スロープ頂点でコースを蹴り出す力が弱くなります。

コースを蹴り出す力が弱いのは、スロープ頂点でタイヤが「空転」するためです。

スロープを登るにはある程度の力が必要になります。グリップ力が低いマシンが坂道を登るのを想像してみてください。

グリップ力が低いと坂道でタイヤが滑り、スピードが出ません。これと同じ現象がスロープで発生しています。

タイヤのグリップが低いとスロープの途中でタイヤが空転します。すると、スロープの頂点まで登ったマシンのコースを蹴り出す力が弱くなります。

スロープ頂点でグリップが効かないと、ジャンプの踏み切りが弱いため力が伝わらず、飛距離が落ちます。

これが、リヤタイヤのグリップ力がジャンプの飛距離に影響する理由です。

リヤタイヤをローフリクションタイヤに変えるだけで、低く、且つ飛距離の短いジャンプになる

以上の理由から、スロープのジャンプではリヤタイヤのグリップ力が大きく影響していることが分かりました。

スロープで低く、且つジャンプの飛距離を短くしたいときには、リヤタイヤのグリップ力を下げれば良いのです。

タイヤのグリップ力を考えるうえで、タイヤの種類を把握しておきましょう。

以下に、主なタイヤの種類を挙げてみます。

  • ノーマルタイヤ
  • ハードタイヤ
  • スーパーハードタイヤ
  • ローフリクションタイヤ

これらは、名称としてタイヤの硬さを表していますが、タイヤが硬いほどグリップ力も低くなります。

上に行くほどグリップ力が高く、下に行くほどグリップ力が低くなります。

そこで、一番グリップ力が低いタイヤが何かと言うと、ローフリクションタイヤなのです。一番グリップ力が低いからこそ、ジャンプでの飛距離を抑えられます。

これが、ローフリクションタイヤを使うことでジャンプの飛距離を抑えられる理由です。

まとめ

  • ローフリクションタイヤの人気の理由はグリップ力の低さ
  • タイヤのグリップが低いことでスロープ途中でタイヤが空転し、コースを蹴り出す力が弱くなる
  • スロープ頂点でグリップが効かないとジャンプの踏み切りが弱くなり、飛距離が落ちる
  • 一番グリップ力が低いタイヤはローフリクションタイヤ

タイヤの種類により、ジャンプの飛距離を大きく変えることができます。

今回紹介したことを知っていれば、コースレイアウトによって、あえてスロープで飛距離を伸ばすこともできるようになります。

ドラゴンバックのようなスロープで、マシンが大きく飛んでしまう方は、ローフリクションタイヤを使ってみては如何でしょうか。

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