ミニ四駆のホイールは綺麗な円になっていますが、実は内側と外側で直径に差があることをご存知でしょうか。
これを知らないと、ペラタイヤを作ったときにタイヤの面全体でコースに接地しなくなります。
目次
ホイールは真円ではない
実はミニ四駆のホイールは、内側に向かうにつれて直径が大きくなっています。
一見、直径に違いがないように見えますが、デジタルノギスで測るとその差が一目瞭然です。
これは、極端に言えばホイール自体がオフセットのような形になっているのです。
普通のタイヤを履くだけなら、タイヤ自体も精度が良くないので問題ありませんが、1つだけ大きな問題になることがあります。
それは、ペラタイヤを履かせたときです。
ペラタイヤは、精度がとても重要です。ペラタイヤを作る時点で、綺麗に直径を合わせて作らなけば、タイヤの面全体で接地することが出来なくなります。
これが、ホイールの内側と外側に差があるとどうなるでしょう。
綺麗に面を出してペラタイヤを作成したとしても、ホイールに履かせた段階で直径にバラツキが出てしまいます。
デジタルノギスで計測すればすぐ分かりますが、コースを走らせたときも分かります。コースには汚れがありそれがタイヤに付着しますが、汚れが明らかに内側に寄っているときがあります。
これでは、頑張って作ったペラタイヤの苦労も水の泡です。
では、具体的にどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
ペラタイヤを履かせるときの注意点
ペラタイヤを履かせるときの注意点は、タイヤとホイールをセットで扱うべきであるということです。ペラタイヤを作ったときは、一度組み合わせたホイールに合わせてタイヤの仕上げを行うと良いでしょう。
仕上げの方法は、ペラタイヤをタイヤセッターで作る場合も、削り出して作る場合も、ホイールにタイヤを履かせてヤスリで微調整します。
なお、タイヤを変えたいときに、ホイールから外して変えると再度微調整が必要になるので、タイヤを変えるときはホイールごと変えるようにしましょう。
ハーフタイヤで問題を解決
ペラタイヤの幅が広いと、ホイールの内側と外側の差が大きく出てしまいますが、これを解決する方法があります。
それは、ペラタイヤをハーフタイヤ化することです。
ハーフタイヤにすることで、幅は4mm程度になり、ホイール径の誤差による影響も少なくなります。
まとめ
- ホイールは内側と外側で直径に差がある
- ハーフタイヤ化することで、ホイール径の誤差による影響を少なく出来る
ホイールの径にこんなにも違いがあるとは、ミニ四駆を初めた頃は知りませんでした。
ミニ四駆は細部まで突き詰めてみると、こういったことに気づくのでとても面白いです。
なお、計測に使用したデジタルノギスは、1つあれば細かな違いに気付けたり、ペラタイヤ作りにも使えたりするのでおすすめです。
是非、皆さんもミニ四駆を細部にわたって突き詰めてみてください。
併せて読みたい→ペラタイヤのメリットとデメリットについて